福岡空港、ビジュアルアプローチRWY34
福岡空港の特徴の一つにあげられるのが「RWY34運用時、積極的にビジュアルアプローチを使う」だ。このアプローチで運用されると必ず発生するのが「捻り」だ。要するに30°バンクで旋回するので、ギアを出した状態での大きな旋回を撮ることができる。
そんな豪快な捻りを狙いにとある場所へ。ここでは綺麗に撮ることができる。
一口に「捻り」と言ってもそれぞれだ。あくまでビジュアルアプローチ、そのためパイロット次第で航路は各機体バラバラなのだ。また、大きく捻る機体もいればあんまり捻らない機体もいる。本当に運をどれだけ持っているかの勝負となる。
理想は左翼が胴体を隠さない程度の捻り。ここまで捻る機体はほぼいない。2時間に一機、大きく捻ってくれたら勝ちだと言える。そんな理想の捻りが以下のような感じだ。
福岡は34運用に12:00過ぎになり、17:00頃に16運用に戻るパターンが多い。狙いは16:00頃の便となるが季節によって太陽の位置は変わる。また、陽炎が出るとアウトだ。さらに光線は当たらないと厳しい。理想の天候となることは滅多にない。
それでも狙い通りの捻りを見せてくれた時の興奮は堪らない。「思い通りにいかないのがヒコーキ撮影、たまにある思い通りをしっかりカタチにする」の気持ちで行けばもっと楽しめる。
福岡空港、2024年に第二滑走路ができたらこの運用はなくなるそうです。それまでに沢山撮っておきたいですね。