日本最大のドル箱路線である福岡ー羽田線。2021年は日本で最大の旅客数を誇った。筆者自身も羽田空港へ撮影に行く際はよく利用する路線である。ANA、JAL、SKY、SFJの4社が運行している。また、ANAとJALはB787やA350など、両社国内線で最大の機体をメインに投入していて機材のバリエーションも豊富な路線だ。
今回はANA、78Mに搭乗することになったのでレビューしていく。
フライトデータ
- NH272 FUK-HND
- 20:55-22:30/20:53-22:33 Flight Time 1hr16min
- B787-8 (JA808A)
- 離陸/着陸滑走路 16↑/22↓
- 座席 24A
- 巡航高度 39000ft
- 2021/12/16
- 天候 福岡、雨 羽田、小雨
搭乗
今回は撮影が目的ではなく、他の用事が目的だったため遅い時間のこの便だった。チェックイン、保安検査は特に書くことなくスムースに進み搭乗を待った。
搭乗までは時間があったので制限エリアで撮影をする。乗るときにしか撮影できないのでマニアからしたら乗るまでも楽しみの時間だ。福岡空港、天気は雨だった。そのため、ガラスに水滴がたくさん付いており撮影するのはやや難しかった。
そうして時間を潰していると搭乗機がNH267として降りてきた。コンディションは最高なのにガラスの水滴でうまく撮れず残念だった。搭乗機はJA808Aで比較的初期に導入された機材だ。
さて、搭乗が始まった。今回はグループ3での搭乗だった。座席は24Aを指定した。L3ドアのすぐ近くの席だ。搭乗率は8割は超えていたと思う。この時間なのでお客さんの大半はビジネスマンだった。福岡ー羽田、やはりビジネス路線なんだろ改めて痛感した。運よく隣2席が空席で3席を独占して使えたのは大きかった。
搭乗機材の78Mは中距離国際線使用の787-8。
78M(国際線機材)と78P(国内線機材)の違いは以下の通りだ。
- 78Mは全席シートモニター完備
- 78Mはフットレスト等完備
- シートピッチはどちらも31インチ
- 総座席数は78Mが240席(Pクラス42席)、78Pが335席(Pクラス12席)
- 普通席は78Mが紺色のシート、78Pは明るい青色のシート
- マニアックですが、78PでCRADLEではないPクラス搭載の機体は窓の配置が違う
国内線機材というだけあって、78Pよりも78Mの方が豪華なのは当たり前だろう。
シートピッチは前述したとおり31インチ。筆者の身長は165㎝ほど。拳が2個は余裕で入る広さだ。足は余裕で組むことができ、尚且つ前方座席下の手荷物収納スペースも十分だった。
テーブルは2つ折りになっており紙コップを置く穴がありこれは便利だった。しかし、この穴を使うとなると必ずテーブルを広げないといけない。折って半分の状態の時にこれが使えるのならものすごく便利なのになぁと思いつつも問題はない。
フライト
定刻よりやや早くプッシュバックされRWY16からテイクオフ。この雨なのでもちろん窓にはたくさんの水滴がついている。離陸後も湿度差で窓が内側から曇り撮影するには難しい環境だった。
巡航は39000ftで飛行高度で順調に飛行。この日は比較的雲が多く地上はほぼ見ることができなかった。飲み物は迷わずにコンソメスープ。その後も快適なフライト続け降下を開始する。
FR24で自機を把握しつつ羽田のアプローチを確認する。LDAアプローチが行われており当便もそのアプローチで進入していく。関東は小雨のようだが、案外視程はいいようだ。ファイナルはやや揺れたものの無事にRWY22に着陸した。
降機後
NH272は57番スポットへ定刻通りに到着した。そして降機を開始する。もちろんだが、一番最後に降機して機内のショットを撮らせてもらう。フライト途中にCAさんへお願いしていたので撮影時はレインボーにしてもらった。787の特徴的なレインボー。LED照明なのでできること。この光景は圧巻だった。
備考ではあるが、レインボーをお願いするときはその時の状況を考慮してお願いするべきだ。今回は当機の折り返しがないので再び出発する準備がない、と判断してお願いした。また、大幅に遅延してる場合などは避けた方がいいだろう。意外にレインボーになるまでは時間がかかる。その点だけは注意してほしい。
まとめ
日本最大のドル箱路線である福岡ー羽田でNH272利用しての感想は以下の通り。
- ビジネルマンがものすごく多い
- 78Mは78Pよりも快適
- 787のレインボーはものすごく綺麗
787には久しぶりの搭乗だった。やはり機内の快適さは従来の機体とは違います。特段注目して書くことはないですが、ANAらしい高いサービスを受けることができたので大満足のフライトでした。
ただ、787の欠点を言うとするなら窓が大きすぎて映り込むを抑えるのが大変だということ。次乗るときは太陽が昇っているときかな(笑)