仙台ー福岡線、東北と九州最大の都市を結ぶ路線であるがIBEX(ANA)とJALが1日7往復(2023年2月時点)とそれなりの運航規模を持つ。しかしながら、前者はCRJ700、後者はE170とどちらも100席以下の飛行機での運航なので一概に比較はできない。
今回はIBEXエアラインズを利用し仙台から福岡へ。それではレビューへ。
フライトデータ
- FW16 SDJ-FUK
- 16:25-18:30/16:20-18:25 Flight Time 2hr5min
- CRJ700(JA13RJ)
- 離陸/着陸滑走路 27↑/34↓
- 座席 20A
- 巡航高度 34000ft
- 2022/04/某日
- 天候、いずれも晴れ
搭乗
搭乗日、この日は素晴らしい快晴でフライト日和。早速チェックインし制限エリアへ。

仙台空港の制限エリアは特徴的ですごく広々としている。撮影環境がいいとは言えないが、飛行機に乗るだけならとてもテンションが上がるような作りになっている。

今回は最近新しく増設されてたピア棟からの搭乗だ。
正直かなり歩く。仙台空港HPなどでもピア棟利用の場合は時間に余裕をもっていくようにと告げられている。
新しく作られてだけあってとても綺麗だ。売店やトイレがないので先に済ませる必要があるがコンセント等はある。また、窓側にはポールに腰かけ外を見ながらくつろげるスペースがあり、これはとても便利だった。
関西空港の第二ターミナルのイメージと言えばいいだろう。かなり簡素なつくりだがこれくらいが丁度いいとさえ思う。


今回は10番搭乗口が割り振られた。一番端っこの搭乗口だった。時間になったので搭乗開始。
ピア棟からは歩いても搭乗だ。マニアとしては近くで飛行機が見れるので大歓迎だ!


今回は日本で唯一のリアエンジン機、CRJ700に搭乗する。
座席は最後部の20A、エンジンの真横で爆音が楽しめるマニア向けの席だ。搭乗率は8割ほどでそこそこ埋まっている。幸い隣は空席で2時間ちょいのフライトは快適になりそうだ。
フライト
定刻より早く出発したFW16、RWY27へ向けてタキシング開始。CRJ700は自走式スポットアウトなのでプッシュバックがない分出発が早い。
RWY27からの離陸。耳元でCF34エンジンの爆音が鳴り響く。日本で一番エンジンに近い席だ。軽々と上り街並みを眼下に上昇していく。


雪化粧の山々が美しい

離陸後10分ほどで山脈地帯の上空だ。雪化粧の山々を上空から見るのは至福の時間だった。iPhoneの超広角カメラで撮るとエンジンとの近さも分かるだろう。
まさに爆音。CAさんとの会話もそこそこ声を張らないと聞こえない。マニアからしたら最高の席だが一般の人からしたら地獄でしかないだろう。
それでは恒例のシートピッチチェック。筆者の身長は165㎝程、拳が2個ギリギリなレベル。正直かなり窮屈に感じる。
本革のシート、かなり厚みがあるのか個人的には少し座り心地はよくないと感じた。この狭さはこのサイズの機体なのでしょうがない感はある。

福岡までは約2時間のフライト、総座席数が70席程度の機体なので機内サービスもすぐに終わる。そのためCAさんが何度も回ってきて飴などを配っていた。
乗客の大半は寝ているようで終始和やかなフライトだった。筆者も睡魔に身を任せひと眠り。
到着
ぱっと目を覚ますと当機は九州を捉えていた。降下を開始する。時刻も日没の丁度前、美しい空に彩られながらダウンウインドへ入る。福岡空港はビジュアルアプローチRWY34だった。
最後の最後で福岡の絶景を拝め、これにてフライトはおしまい。


降機前にキャビンの写真を撮らせてもらった。狭くもないが広くもない。
見ての通り席のすぐ上に荷物棚があるため、油断して立つと頭を強打する(2回した)。

まとめ
仙台ー福岡、FW16を利用しての感想は以下の通りだ。
- 仙台空港、ピア棟はかなり歩かないといけない。
- ピア棟からは歩いての搭乗になる。
- 最後列はエンジンに近いので爆音。
- トイレは最後部にしかないので人通りが多くなりがち。
- 小型機であるためかなり狭い。
- 頭上の荷物棚に注意。
- フライト時間が長いためサービスが複数回行われる。
- 東北の山脈は絶景。
一番最初に述べた通り、この路線は1日7往復設定されている。しかし、全てが70席程度の小型機。
搭乗して分かったのだが、ビジネス需要が高そうに感じた。そのため小型機でそこそこの便を運航し利便性を確保し、少ないながらも確実にある需要を確保している感じだろう。
日本で唯一のリアエンジン機なので皆さんも乗る際は一番後ろ、エンジンの横へ(笑)。