雪の新千歳での撮影は初めてだった。2泊3日で組んだ遠征最終日、ようやく晴れ予報が出るも、朝から濃霧で撮影が阻まれる。
視程が100m以下になり、ILS CATⅢのハイカテゴリーアプローチでもゴーアラウンドが出るレベルだった。
9時すぎにようやく霧が晴れるも視程はよくない。木々に積もった雪も解け、難しいコンディションに。19エンドへ向かった瞬間ランチェンをくらい、前日にロケハンした場所へ。
ようやく北海道らしい絵が撮れたが時間は既に10時を回っていた。
あと1時間でも早く霧が消えたら。そしてもっと抜けのいい空になっていたら。後悔する点は多いものの天気だけは悔やんでも悔やみくれない。
天気予報はあてにならない。雲の状況を読み、運用に的確に対応し撮影スポットへ行く能力と「運」が必須な空港なのだと理解できたのは大きな収穫だ。