無彩色な飛行機日記

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熊本空港、濃霧

 山の上に作られており、霧が発生しやすい空港である熊本空港。そのためILSもCATⅢを装備するなど濃霧対策においては国内最高峰の設備を誇る。

 

 熊本空港、新ターミナルの開業日。この日は朝から雨が降り、昼間には青空が顔を出すも16時以降視程はどんどん悪化していった。日が落ちたころには視程が1000mを割り、18時過ぎにはRWY07のRVRは600mとなっていた。

 

 たちが悪いのは風が250@13とILSがある07のテイルウインドなこと。25へはサークリングアプローチかRNP ARアプローチとなるがこの視程ではできるはずもなく、テイルウインドで07へ突っ込んでくる。

 

 パイロットにとっては最悪なコンディションだが撮影するには最高のコンディションだ。進入灯は明るさMAX、なおかつベイパーを出して降りてくる機体が撮れたのは感激ものだ。

 

 この便を境に再び視程が急激に悪化。07のRVRは100m割り込みゴーアラ連発。この場所では飛行機すら見ることができなくなった。この写真ももう少し霧が薄ければとか思いつつつも、なかなか見れない条件で撮影できたのは嬉しい。

 20時以降の便は軒並みリターンしていった。