無彩色な飛行機日記

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中国って実際どうなの?一人中国乗り継ぎ旅① 羽田空港ー深圳宝安国際空港 (NH965) ANA B787-9 【搭乗記】

 謎の多い国中国、かなり怖いイメージがあり行くのを躊躇っていました。しかし、特典航空券で発券する際に提案されたので、せっかくなので中国を経由して台湾へ行くことに。

 

 ーこの情報は2024年01月時点での情報ですので現状と相違がある可能性があります。この記事の内容は変わっている可能性がありますので最新情報を確認ください。ー

 

 今回は中国のビザ申請から中国に入国までを書いていこうと思います。

 

フライトデータ

  • NH965 HND-SZX
  • 11:00-15:10/11:14-15:07 Flight Time 4h36min
  • B787-9 (JA876A)
  • 離陸/着陸滑走路 05↑/15↓
  • 座席 17K
  • 巡航高度 36,000 ft
  • 2024/01/某日
  • 天候、曇り(HND)、晴れ(SZX)

 

ビザ申請

 今回の旅程は羽田ー深圳ー上海ー台北だ。中国は乗り継ぎによる他地域への入国は72時間以内ならOKのトランジットビザ免除がある。これで行けると思ったがよくよく調べると中国国内線があるためビザが必要だ。

 これに気づいたのが12月。申請が必要でかなり焦った。中国のビザ申請は以下の通りだ。

 

①ネットにて中国大使館のHPより「中华人民共和国签证申请表」を作成する。(居住地域によって申請するビザセンター違うため要チェック)

 佐賀に住む筆者は福岡大使館(九州沖縄を担当)が管轄であるため、webにて書類を制作し申請する。

②書類制作&申請と同時に大使館への来館予約を入れる。

③当日は大使館に訪れ警備の人に受付を済ませる。

④大使館で書類を提出&申請費を支払う(大使館に入る際は飛行機に乗る時みたいな保安検査を実施)。

⑤パスポートと証明写真(背景真っ白の特殊規定なやつ)を預ける。

⑥大体1週間後に着払いでビザが貼られたパスポートが帰ってくる。

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 写真のようなビザでなんだかちょっとかっこいい。結局申請費3300円、郵送費1000円、カメラのキタムラ証明写真費1980円と5000円以上もかかってしまった。

 

搭乗

 今回搭乗するのは羽田ー深圳線、2023年5月に開設されたばかりの新しい路線であり、同年10月下旬の2タミ国際線増便により第2ターミナルから発着する路線でもある。

 

 ピカピカの第2ターミナル、早速チェックインを行う。

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 保安検査、出国検査も済ませいざ制限エリアへ。全貌はYouTubeなどでも上がっているのでそちらを参考にしてもらいたい。とても綺麗だったが思ったより売店などが少なく、ラウンジに入れない自分からしたらかなり時間を持て余してしまった。

 羽田から出国するのは初めてで3タミを利用したことがなく、内心3タミがよかったと残念。

 

 今回の搭乗機はB787-9、レジはJA876Aで超長距離仕様の215席仕様だ。深圳線は欧米路線の間合い運用的な路線であり超長距離使用機が投入されている。また、この路線はプレエコの設定はないのでエコノミーとしてプレエコが解放されている。

 

 今回は特典で取ったためか出発の24時間前のオンラインチェックインの際にはプレエコが解放された。3列しかないプレエコの最後列を取れたのはラッキーすぎる。

 

 足元の広さは満点で足を延ばしても前に付かない(筆者は165cmくらい)。何気に便利だったのがエコノミーではテーブルになっているところに小物入れがあることだ。メッシュになっており、何を置いているか一目瞭然でペットボトルを入れておくにも丁度いい。

 

 搭乗率は9割超え、大半が中国人だった。

 

 広々なプレミアムエコノミーの座席に感動しつつ定刻よりやや遅れて出発。

 

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フライト

 定刻よりやや遅れて出発したNH965はRWY05へ。ドン曇りの羽田を軽快にテイクオフ。離陸後すぐに雲に入る。プレエコの欠点は翼の上にあるため景色が十分に楽しめない点だろう。

 雲を抜けたら一気に青空が広がる。どんどん上昇し巡航の36000ftへ。B787の美しい翼と青空が最高に映える。搭乗機のJA876A、翼が剥げ剥げの機体でその点は残念だった。

 

 機内食

 お待ちかねの機内食は離陸後約40分後に。この路線は選択肢はなく一種類のみの提供だ。

 今回は照り焼きチキンでとても美味しかった。前菜のサラダなどもシャキシャキしていて最高だった。ANA機内食を食べるのは何気に初めてで、流石5スターなんだと再認識した。青空を眺めながら食べる機内食はやはり格別な気分だ。

 

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 食後に提供されるハーゲンダッツはもはや至福の時間だ。食器がプラスチックではない点もかなり評価が高いだろう。

 

 機内食を食べ終えるとあとは深圳までゆっくりするだけ。この路線、なんだかんだで4~5時間あるのでかなり暇となる。九州を超えると窓は暗くなり機内照明も落とされ暗くなった機内。読書灯を点け本を読んだりしていた。

 

 本も読み終わりせっかくなのでドラマでも見ることにした。プレエコのモニターは15.6インチと大きいものの、前の座席との距離があるため目の悪い筆者からするとかなり見づらい。それに加え、小物入れも若干遠く感じた。前の座席の人がリクライニングすると丁度良くなった。普段なら絶対に嫌なリクライニングも今回ばかりは歓迎だ。

 

 

 フライトも終盤に差し掛かり高度を下げる。深圳は晴れだというのに全然地上が見えない。曇りなのではと疑問に思っていたが旋回で角度が着いた瞬間に察した。

 

 「これが本場の大気汚染」

 

 空から見ると大気汚染の深刻さが一目瞭然だ。ここまで層がくっきりできるものなのか,,,。チンダル現象すごいなとも思ったりもしたり()。到着前に驚きつつも無事RWY15へランディング。スポットは滑走路に近くでほぼ定刻通りに到着した。

 

 降機前に機内の写真を数カット撮影し降機した。

 

入国審査(イミグレ)

 降機後はいざ緊張のイミグレだ。乗客の大半が中国人だったようで外国人レーンはガラガラ。カード記入し審査へ向かいも突き返された。係の人に聞いたらビザを持ってる人はまだ違った専用の紙が必要なようだ。(ビザを見せてなかったのでトランジットかと思われたが乗り継ぎ便がないのでいったん拒否された)

 中国語で何言ってるかわからんがジェスチャーでどうにか頑張り、ビザを持ってる人の入国カードも記載し、再度ビザ見せたら何も言われず一瞬で入国完了。あっけなく入国出来て逆に焦ってしまった。

 

 荷物が全然出てこずロスバゲを疑ったが無事回収できた。

 

 これで第1弾は終了。次回は中国国内線搭乗記です。

 

まとめ

 羽田ー深圳線を利用、また中国に入国の感想は以下のとおりである。

  • 中国のビザ申請はお金と時間がかかる(めんどくさい)
  • ビザを取ってしまえば特に疑われることもなくすぐに入国できる
  • 羽田2タミ国際線エリアはラウンジに行かないのであれば暇になる
  • 羽田2タミ国際線エリアはまだ便数が少ないので出国審査など爆速で終わる
  • 搭乗率は高め(ビジネスマン多)、日本人が少ない
  • プレエコ開放があるので事前チェックインで狙ってみる
  • プレエコは広すぎて逆に不便な点もある
  • 機内食は1食のみだがすごく美味しい
  • プレエコの小物入れがとても便利だった
  • フライト後半は完全に真っ暗になる
  • 中国の大気汚染は空から見るとやばい
  • 中国では英語がほぼ通じない

 

 中国路線の中ではかなり地味な印象のある同路線。しかし、超長距離仕様の機体が投入されプレエコ開放があるなど案外穴場の路線かもしれません。

 今回1人で中国へ行ってみたのですがビザさえあれば簡単に入国できるのでトランジットビザの免除があったとしても、事前に申請しておけば安心して旅程が組めそうです。

 

 次回はこちらです↓

niiairlines.hatenablog.com